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2017年2月18日 土曜日

むち打ちの症状や固定について、交通事故専門治療認定協会

ご覧いただきありがとうございます、交通事故専門治療認定協会です。

今回は交通事故外傷で最も多いむち打ちの症状や固定材ネックカラーについてご説明致します。

内容

①首の骨の特徴について

②むち打ちの症状や固定について



1 首の骨の特徴について



首の骨は全部で7つあります、そのため一番上の骨と2番目の骨を上位頸椎、3番目〜7番目の骨を中下位頸椎といい、それぞれ

役割が異なります。

一番上の首の骨は頭を支えるのと、首を前や後ろに倒す時に一番動きます。

また、2番目の骨は顔を横に向けるときに一番動きます。

そのため3番目以降の首の骨はあまり動いていません。

2番目の骨のみで顔を横に向ける動作の50%を担っています。

交通事故のむち打ちの場合は後方からの衝突が多く、後ろから衝突されると首が前に倒れ、その反動で後ろに戻ってきます。

その際、一番上と2番目の首の骨に大きな衝撃が加わり痛みや痺れなどが発生します。

また、一番上の首の骨から様々な筋肉が走行しているため首のみではなく、肩甲骨や背中まで痛みなどの症状が

発生します。



②むち打ちの症状について

むち打ちは正式には頸椎捻挫といい頸椎(首の骨)を捻ってしまった状態の事をいいます。

むち打ちはまだまだ医学的に確立されていない不可解な部分が多く残っており、症状や治癒期間なども様々です。

ここでは、代表的な症状をご紹介致します。

・後頭部〜肩甲骨l、肩や腕にかけての痛み

・受傷直後(1週間〜10日前後)は動かすときに首への痛み

・指先や腕などに対する痺れ感

・頭痛、めまい、吐き気

・デスクワークなどをおこなった際にの首から肩や肩甲骨にかけての筋肉の緊張感

・レントゲンでは首がまっすぐになるストレートネック所見

むち打ち損傷の場合上記の症状が考えられます。

また、むち打ちは交通事故の際のみではなく、スキーやスノーボード、スケボー、自転車などで転倒し、首を強く

振られた場合でも上記のような症状は発生します。

急性期(受傷後2週間〜3週間)は首を固定し、痛みが軽減した場合は出来るだけ早期に固定を外した方が治療期間は

短くてすみます。これは、固定し続けることで首の筋肉が減少するため、自分の頭の重さで首に負担をかけて痛みが

なかなかとれない事を防ぐために早期に固定は外します。

まとめ

首の骨は一番上と2番目の動きが重要である。

むち打ち損傷はさまざまな症状を引き起こし解明されていない部分も多く存在する。

固定は受傷後2週間〜3週間程度で外す事が治療期間を短くさせる。

以上となります、交通事故被害者さま、交通事故の治療をおこなっている方へ少しでもお役にたてれば幸いです。

一部抜粋
日本義肢装具学会誌 脊髄疾患の装具療法 頸椎疾患に対する装具療法






投稿者 交通事故専門治療認定協会